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19歳で出産し3児の親に。「言いたいことを絶対に我慢しない」夫婦だから10年やってこれた

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「このインタビューを受けた後は、家族で出かけるんです」ーー。西村創一朗さん、華織さんご夫妻は、取材前、笑顔でそう話しました。交際中だった大学1年のときに妊娠がわかり、結婚。不安を乗り越えながら絆を深め、結婚10年を経て色褪せない関係を築いているふたり流、幸せを保つためにしていること。

19歳で出産し3児の親に。「言いたいことを絶対に我慢しない」夫婦だから10年やってこれた

「子どもたちや好きなアニメの話題を通じて、夫と同じ時間を共有する。そんな瞬間に“一緒にいてよかった”と思うんです」。こう話すのは、西村創一朗さんの横に座る妻の華織さん。

奥様の言葉を聞いて、照れくさそうな表情を浮かべる西村さん。おふたりのやりとりから仲の良さが伝わり、取材現場には和やかな雰囲気が漂いました。

西村さんはリクルート在職中に、「二兎を追って二兎を得られる世の中をつくる」をビジョンに掲げ、人材採用コンサル業を起業。

2016年に退職し、現在は経営者と並行して週に数日は会社員としても働いています。家庭では10歳、6歳、2歳の3人のお子さんのパパであり、子育てと仕事に奔走する日々を送ります。

■仲良くなったきっかけは、席が隣になったこと

ふたりのラブストーリーの始まりは、高校2年の春までさかのぼります。同じクラスで席が隣になったのがきっかけでした。

クラス替え以前からお互いのことを意識していたのかを質問すると、「他のクラスに可愛い女の子がいるなくらいの認識でした」と西村さん。「自転車で転んで指を骨折して包帯ぐるぐる巻きになっていたり、顔を擦りむいたりする姿を見て、おっちょこちょいな人なのかなと思いましたね」と続けます。

華織さんは、「夫は頭が良くて成績もトップクラス。あと学年内では『見た目が可愛い』と言われていたので、どんな人かは知っていました」と振り返ります。

やがて少しずつ会話をするようになり、1日に何十通もメールのやりとりをする仲に発展。

「男子と頻繁にメール交換をした経験がなかったので、西村くんは私に気があるんじゃないかと思いました。私の勘違いだったのかもしれませんが……(笑)」と華織さんが話すと、西村さんはすかさず「いや、気になってたよ!」とツッコミを入れます。

告白は西村さんからかと思いきや、実は華織さんから。

「そのころ、私の女友達にも好きな男子がいて、じゃあお互い電話で伝えてみよう! という話になったんです。そこで、思い切って彼に電話をして気持ちを伝えました」(華織さん)


こうしてふたりは恋人同士となり、交際がスタートします。

■大学1年で妊娠。出産、子育てを通じて、夫婦の絆が深まった

順調に交際を続けていた大学1年生のとき、華織さんの生理が止まります。「もしかして……」。ドキドキしながら妊娠検査薬を購入し、試してみるとお腹に命が宿っていることがわかりました。

このとき華織さんが真っ先に思い浮かべたのは、両親でした。「親からは妊娠には気をつけろとずっと言われていただけに、どう顔向けすればいいのかと悩みました。でも、私には産むという選択肢しかありませんでした」と出産しようと決意。

西村さんは当時の心境をこのように語ります。

「妻から妊娠を知らされたとき、戸惑いはありました。当時はまだ学生で、どうすればいいのかわからなかった。でも愛する彼女との間にできた子どもです。僕は彼女に『産んでほしいと思ってる』と伝え、どんなことをしても養っていくと決めました」

家族で話し合った結果、西村さんは華織さんの実家に同居して大学に通学し、華織さんは子育てのため大学を退学して出産と育児に専念することになります。

この段階でふたりは結婚し、翌年に華織さんは男の子を出産。恋人から夫婦、そしてパパとママへと、人生が目まぐるしく変化します。

「生活については、ふたりで働けばどうにかなる、と思っていました。今考えると、世間知らずだったのかもしれませんね」と華織さん。

西村さんは学業に励みながらもバイトをいくつもかけもちし、家計を懸命に支えます。19歳での結婚と子育てという決断を通じて、夫婦の絆は深まっていったのです。

■不満はとことん話し合い、言いたいことは我慢しない

どんなに仲が良くても、夫婦は「最も近くにいる他人」。価値観や考え方の違いでぶつかるのは自然なことです。

だからこそ西村さん夫妻は、「思ったことをはっきり伝え合い、不満があればとことん話し合う」ことを徹底しているといいます。

「嫌だと思ったことは、しっかり伝えますね。もし言いたいことを我慢していたら、私たちの関係は冷え切っていたと思います」と華織さん。

華織さんは以前から西村さんに、「プライベートを公にしないで」と伝え続けてきたといいます。

「夫はネットで家族についていろいろ発言しているんですが、勝手に書かれたことが本当に嫌で。投稿する前に『載せていいかな?』と確認してほしかった。19歳でパパになったという話も、本当はオープンにしてもらいたくなかったんですよ。さんざん話し合って、今では仕方ないかと思えていますが(苦笑)」(華織さん)

ケンカの原因のほとんどは西村さんにあるそう。「僕が悪いんです。だから、妻の怒りはしっかりと受け止めて謝ります。時にはアイスやケーキを買って帰るなど、気持ちを形にします」と、申し訳なさそうな西村さん。

「不満や要望を言うとき、夫には向き合ってほしいと伝えています。スマホを見ながら聞いたり、黙って何も言わなくなったりするのはダメ。自分の気持ちが夫に受け止められたら、怒りは鎮まりますね」(華織さん)

■月に一度は夫婦だけの時間を過ごす

経営者、会社員、働き方の専門家として多忙な日々を送る西村さんですが、そんな中でも月に一度は、華織さんとふたりだけで過ごす時間をつくっているそう。

「直近では浅草を観光したり、今僕が職場としているシェアオフィス(We Work)を案内したりしました。東京ディズニーランドにも行く予定です。ケンカをしたときは落ち込みますけど、妻との結婚生活は幸せです」(西村さん)

西村さんの心遣いに対して華織さんは、「普段は忙しくて、夫婦でゆっくり過ごす時間があまり取れないんです。だからこそ夫とふたりきりの時間は嬉しいです」とニッコリ。

「夫はちょっとだらしないところがあって、イラっとすることもあります。それでも一緒にいて落ち着くのは、彼が私のことも子どもたちのことも大切にしてくれるからです」(華織さん)

長く一緒にいると、いつしか互いの存在が当たり前になってしまいがちです。でも、西村さん夫妻は結婚して10年経った今でも、それぞれを思いやる気持ちを持ち続けています。

不満を感じたら、ちゃんと言葉にして伝え合う。そんな当たり前に思えることをしっかりと行い、仲の良い関係を維持できるのは、「きっと自分の話を聞いてくれる」という信頼があるからなのですね。

編集後記

インタビュー後、近くにある公園で撮影を行いました。ポージングをお願いすると、恥ずかしそうにしながらも、互いを愛しそうに見つめるふたり。

階段でのショットのときに交わされた「パン買って帰ろっか」「そうだね」という自然な会話にもなんだか愛があふれていて、取材陣もほっこり。

恋人から家族へと関係が変わっても、お互いを思い合う気持ちをずっと育み続けている西村さん夫妻の姿は、とても素敵でした。

Text/薗部雄一
Photo/タカハシアキラ

PPssPPでは10月特集「名前のない関係たち」と題して、愛する誰かと心満たされる人生を送るヒントをお届けします。

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PPssPP編集部

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