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いっそ「ママ友」なんて関係、やめたい【母でも妻でも、私#13】

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「ママ友」という言葉をググると「いない」「トラブル」「地獄」「いじめ」といった第二ワードが並ぶ。「友達」のはずなのに、なんでこんなことになっちゃったんでしょう。

いっそ「ママ友」なんて関係、やめたい【母でも妻でも、私#13】

ママ友付き合いが難しい、という噂をよく聞く。

ネット上には「ランチを断ったら子どもの人間関係にも影響した」とか「毎日子ども連れで家に来て、おやつを食べていくママ、ちょっとずうずうしい」とか、めんどくさすぎて信じがたいような体験談が踊っている。

噂、と表現したのは、実際自分の周りにそこまでひどい話はないからだ。

でも、単純に「あの人はちょっと常識がない」で済むような話なら、まだまし。

どう考えても相手の振る舞いがおかしかったり、誰かを傷つけるようなものだったら、やんわりと距離をとればいい。

だけど、なかには「それは、微妙な価値観の違いなのでは?」というケースも散見される。

■アドバイス=マウント、という息苦しさ

たとえば「ちょっと悩みを相談しただけなのに『うちの子はこうだったわよ』とマウントをとられた」という体験談を読んだ。

「マウント/マウンティング」とは、自分のほうが優れている、上である、と相手にアピールすること。


……アドバイスって、ときに、マウントなんですか?


だとしたら私にも、心当たりがたくさんある。

「離乳食の量が増えないんだよね……」と言われて「うちは一回パンがゆにしてみたらめっちゃ食べて、それ以来スムーズだったよ!」と答えた。

「寝かしつけに1時間かかって、いつも23時なの」と言われて「うちはお風呂上がったら照明暗くしてるよ」と答えた。

あれ、全部マウントだと思われてたのかな……?

たしかに、性悪ママがマウントで言うケースもあるだろう。

「あなたは大変ね、その点うちはこんなに優秀でした」というニュアンスがにじめば、それは立派にマウントだ。

でも「アドバイスをされることが、苦しんでいる私をさらに追い詰めるんです。だからあなたの行動はマウントです」的な構えで来られると、そこは価値観の違いではないかと思ってしまう。


そもそも、子どものいる・いないにかかわらず、女性の相談にはアドバイスじゃなくて共感を返せ、というのが通説のようだ。

たしかに、共感してもらえばうれしい。

でも、私はなにか困っていることがあったら、やっぱりアドバイスがほしい。だって、共感は解決にならないんだもん。具体的な提案をくれる人は、やさしいと思う。

だから、目の前で困っているママ友がいたら、つい具体的なアドバイスをしてしまうのだ。彼女が新しい対策をとってみて、もしも悩みが解決したら、それが一番ハッピーだから。

悪気がなければなんでも許されるとは思っていないけれど、すくなくともマウントしているつもりはない。

■単純に、相手と信頼関係ができていないだけでは?

アドバイスをされたときに、すんなり「具体例を示してくれてありがとう」と受け取れるか。

なんだかカチンときて「あなたの子どもがそうだっただけでしょう、マウントしないで!」と感じるか。

後者はそもそも、相手との人間関係がうまくいっていないだけだと思う。

信頼している人からの言葉は、素直に受け入れられることが多い。

相手と比べてうまくできない自分にへこんだり、ときには「わかってるよ、うるさいなぁ」と思ったりするかもしれないけれど、いちいち「こいつマウントしてきた……!」とは思わない。

なんでもそうだけど、疑っていれば、白だって黒になる。そして、周りを疑ってしまう原因のひとつには「ママ友付き合い」のどろどろしたイメージが関係していると思う。

ママ友はトラブルの原因、みたいなイメージ、ありません?

「アドバイスがうれしい」人と「アドバイスが苦しい」人は、たしかに存在する。
でも、どちらもその人の価値観だから、正解はない。

昔からの友達と子どもの話をしていて、しんどい気持ちになったことがないのは、相手のイヤがるツボを知っているからじゃないのかな。

「この子は悩みを話すことですっきりするタイプだな」とわかっている子に、わざわざ解決策を押しつけたりもしない。

■ママ友の枠をこえて、もっと知り合いませんか

つまり、私たちママ友は、もっと知り合ったほうがいい。

お互いに「ママ」としての面しか知らないから、子育ての価値観が折り合わないだけで、ぎくしゃくしてしまう。
子育てのスタンスや教育論は真逆でも、好きな芸能人が一緒かもしれないし、仕事への思いが似ているかもしれないのに。

べつの部分で、仲良くなれる可能性があるのに。

こないだ息子が見ていた「きかんしゃトーマス」でも、箱型ディーゼルのトビーが「同じものを好きじゃなくても、友達になれる」って言ってました。

出会うきっかけは、保育園でも幼稚園でも、児童館でも、なんでもいい。

園の行事や地域のイベントで、強制的にグルーピングされるのも、べつにかまわない。

でも、これまで全然違う人生を歩んできたのに、たまたま同じ場所で同い年の子どもを生んだ奇跡を、もっと有効活用できたらいいなと思う。

○○くんママ、○○ちゃんママなんて肩書きじゃなくていい。

あなた個人のことをもっと知りたいし、よければもっと知ってほしい。


実在するのかもわからない“ママ友付き合いの地雷”を踏まないように気をつけながら、当たり障りのない悩みを打ち明けあって、でも解決例は言わずにうなずきあうだけで、お互いの家庭には踏み込まない。

……なんて関係じゃ、楽しくなくて当然だと思う。

ママ友はいらないけれど、子育てをしているお友達は、男女問わずにいっぱいほしい。

ネガティブなイメージに侵された「ママ友」なんて関係を脱ぎ捨てて、ただのお友達になりませんか?


※この記事は、すべての「ママ」を「パパ」に置き換えても、だいたいお楽しみいただけます。


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菅原 さくら

1987年の早生まれ。ライター/編集者/雑誌「走るひと」副編集長。 パーソナルなインタビューや対談が得意です。ライフスタイル誌や女性誌、Webメディアいろいろ、 タイアップ記事、企業PR支援、キャッチコピーなど、さまざま...

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